ブログ・施工事例サッシ屋2代目の徒然日記
台風で窓が割れるのが心配な方へ|熊本で窓のプロが教える防災対策4選
窓を替えてくらしを変える。
熊本と福岡で窓リフォームを行っているフクシマ建材の福嶋智和です。

8月も終わりに近づき、九州はこれから台風シーズンの本番を迎えます。
毎年この時期になると、台風の前に窓ガラスが心配で、というご相談が一気に増えるものです。
台風が近づく報道が始まると、ホームセンターの養生テープ売り場が空になるのもよくある光景になりました。ただし、とりあえず養生テープで対策するとしても、できることには限界があります。
この記事では、養生テープの効果と限界、そして窓ガラスを根本から守る4つの選択肢まで、窓の防災対策をまとめて解説します。
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目次
1. 台風で窓ガラスが割れる本当の理由
2. 養生テープの効果と限界
3. 窓の防災対策 4つの選択肢
4. よくある質問(FAQ)
5. まとめ
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1. 台風で窓ガラスが割れる本当の理由
台風で窓ガラスが割れる原因は、風の力そのものよりも飛来物です。
実は窓ガラスが風だけで割れる心配は少なく、瓦や植木鉢、物干し竿などが強風にあおられて窓に当たり、割れてしまうケースが多くを占めます。
つまり窓の防災対策は、風圧に耐えることよりも、飛んでくるものから窓をどう守るかが本題になります。
だからこそ台風の前には、庭やベランダの植木鉢や物干し竿を屋内にしまうことも大切です。
自分の家の窓を守ると同時に、ご近所へ物を飛ばさないための配慮にもなります。
そのうえで飛来物から窓を守る方法は、2つに分かれます。
①ガラスの外側で受け止めるか
②ガラスそのものを強くするか
次の章から、応急処置の定番である養生テープの実力と、根本的な4つの対策を順番に見ていきましょう。
2. 養生テープの効果と限界
台風前の定番といえば養生テープです。
バッテン貼りや全面貼りなど、さまざまな貼り方が紹介されています。

養生テープの役割は、割れたガラスの飛び散りを少しでも抑えることです。
フクシマ建材でも実際に検証してみましたが、養生テープで窓ガラスの飛散を防ぐ効果は限定的です。
物が当たれば、テープを貼っていてもガラスは結構飛び散ってしまうのが実際のところです。
はっきり言って、気休めにしかならないというのが実感です。

そしてもうひとつ、意外と知られていない事があります。
養生テープを長期間貼ったままにすると、のりが固まって剥がすのが大変になります。
台風が過ぎ去ったら、すぐにテープは剥がしてしまいましょう。
1ヶ月も経ったら、固着してしまうのではないでしょうか。
剥がすときは、スクレーパーという先の尖った鉄製の道具を使うと、テープのりをきれいに削り取れます。ホームセンターやネット通販で手に入りますので、テープを貼った方はぜひ覚えておいてください。

また、ラベル剥がしというスプレーを使うとさらにやりやすくなります。ちょっとベタベタしやすいのは気になるところですが、こういったものを使うと綺麗にはがせます。

3. 窓の防災対策 4つの選択肢
台風のたびにテープを貼るのはかなりめんどくさいものです。
その対策としては、窓そのものの防災力を上げる必要があります。
フクシマ建材でご提案している選択肢は大きく4つです。
①後付けシャッター
②エコ引違い雨戸
③エコ面格子、またはルーバー面格子
④防犯防災合わせガラス
①後付けのシャッター
今ある窓の外側に後付けでき、台風の前に閉めるだけで窓全体を飛来物から守れます。
窓ごとに取付できるので、まずは寝室やリビングなど大きな窓から優先して付けていくことも可能です。

手動タイプのほかに電動タイプもあり、電動ならボタンひとつで開け閉めできるので、毎日の操作も苦になりません。台風対策だけでなく、留守中の防犯対策としても心強い存在です。
シャッターを使うにあたって意外と盲点なのは、開閉の音がうるさいこと。
毎朝と夕方の開閉でお隣様に気を使ううちに、開閉する頻度が減ってしまうというのはよく聞く話です。
電動シャッターは、静かに開閉することができるのでそういった音のトラブルとは無縁です。
なによりシャッターは、閉めておけば安心という分かりやすさが一番の魅力です。
フクシマ建材のこれまでの設置実績では、シャッターがめくれ上がったというような台風被害は確認していません。
沿岸部や高台など特に風の強い場所には耐風タイプという選択肢もありますので、お住まいの環境に合わせてご提案します。
★設置費用の目安
腰高窓
手動シャッター 7~9万円
電動シャッター 13~15万円
掃き出し窓
手動シャッター 8~10万円
電動シャッター 15~18万円
②エコ引違い雨戸
雨戸が付いていない引違い窓に、後から取付できる雨戸です。
既存の網戸レール部分を使って取り付けるため、雨戸の戸袋を新しく作る必要がありません。

大きな特徴は、羽根の角度を自由に変えられることです。
雨戸を閉めたまま風を通したり、光の入り方を調整したりできるので、蒸し暑い時期でも閉めたまま快適に過ごせます。網戸も標準で付いており、夏は虫を気にせず風を取り込めます。
【比較】エコ引違い雨戸とエコ面格子どっちを選べばいいのか?窓のプロが徹底解説します!
シャッターを設置するためのシャッターボックス、雨戸を設置するための左右の戸袋、こういったものが不要です。出窓や壁の出入りでシャッターや雨戸の取付が難しい窓でも取付けする事ができます。
また普通の雨戸と同じように横へスライドして開けられるので、いざという時の避難経路にもなります。
冬は寒さ対策にもなり、結露が減ったというお客様の声もいただいています。
閉めれば台風対策と防犯対策を兼ねられるため、1階の窓には使い勝手の面でこのエコ引違い雨戸をおすすめしています。
★設置費用の目安
腰高窓 18~22万円
掃き出し窓 25~30万円
③エコ面格子
こちらは開け閉めせず、窓の外側に固定して使うタイプです。
固定式でありながらルーバーの開閉ができるため、風と光は自由にコントロールできます。
うれしいのが工事の手軽さです。
窓の枠部分に取り付ける枠付けタイプなら室内から工事ができるため、2階への設置でも足場を組む必要がありません。足場が要らない分、工事の負担を抑えられます。

エコ引違い雨戸との違いとして、壁から少し離して取り付ける構造なので、面格子を付けても光は隙間から多少入ってきます。真っ暗になることはありません。
開け閉めの手間がないぶん、開ける機会の少ない2階の窓や寝室の窓にぴったりで、1階はエコ引違い雨戸、2階はエコ面格子という組み合わせのご提案もよくしています。
★設置費用の目安
腰高窓 7~11万円
(基本的に掃き出し窓には面格子は設置しません。脱出経路として使えなくなると逆に危険です)
④防犯防災合わせガラスへの交換

2枚のガラスの間に特殊な膜を挟んだガラスで、万一割れても破片がほとんど飛び散らず、飛来物の貫通を防いでくれます。
自動車のフロントガラスにも同じ合わせガラスが使われています。
見た目は普通のガラスと全く同じです。違うのは、ラベルが貼ってあるぐらいでしょうか。
防犯面では「泥棒さん、防犯ガラスをいれてるので、この窓は避けてね~」といった感じで抑止力にもなります。

見た目は普通のガラスですが・・・
シャッターや雨戸と同じ飛来物の衝突試験で、同等クラスの性能が確認されています。
シャッターや雨戸との一番の違いは、台風のたびに何かをする必要がないことです。
閉める作業そのものが要らないので、お仕事で留守にしがちなご家庭や、夜中に急に風が強まったときでも安心です。
工事はガラスの交換だけなので、壁を触るような大がかりなものにはなりません。
ガラスを工具でこじ破るような侵入手口にも強いため、防犯対策として選ばれることも多いガラスです。
ただし、気になる点としては防犯防災ガラスは安全ですが安心かと言うと、そこはシャッターや雨戸に対しては劣るというのが実感です。やはりガラスが剥き出しというのは安全ではあるが安心とは言い切れないのが伝えておきたいところです。
フクシマ建材としては、基本的にはシャッターや雨戸などで窓の外を覆うことをまずはおすすめしています。
★設置費用の目安
腰高窓 5~7万円
掃き出し窓 8~12万円
4.よくある質問(FAQ)
Q1. 台風が近づいてからの依頼でも工事は間に合いますか。
A. 直前のご依頼ですと、商品の手配や工事日程の関係で、その台風には間に合わないことがほとんどです。
天気予報に台風の渦が現れる前、シーズン前の準備をおすすめします。
直前の応急処置としては、養生テープでの飛散対策と、室内側のカーテンやレースを閉めておくことが現実的です。
Q2. 雨戸もシャッターも付けられない窓はどうすればよいですか。
A. エコ引違い雨戸は、引違い窓であればシャッターや普通の雨戸が付けられない窓にも取付できます。
それも難しい形状の窓であれば、防犯防災合わせガラスへの交換という選択肢があります。
LINEで窓の写真を送っていただければ、写真での見立て(無料)も可能です。
Q3. 養生テープはバッテン貼りと全面貼り、どちらが良いですか。
A. 弊社の検証では、どちらの貼り方でも割れそのものを防ぐ効果は限定的でした。
目的はあくまで割れたときの飛散軽減と割り切って、台風が過ぎたら早めに剥がすことをおすすめします。
Q4. 内窓は台風対策になりますか。
A. 内窓は防音や断熱を目的とした商品で、外側のガラスを飛来物から守る効果は期待できません。
台風対策として考えるなら、シャッターや雨戸、合わせガラスなど、外側で守る方法をおすすめします。
5. まとめ
台風で窓が割れる主な原因は飛来物で、養生テープはあくまで飛散軽減の応急処置です。
根本的な窓の防災対策としては、後付けシャッター、エコ引違い雨戸、エコ面格子、防犯防災合わせガラスという4つの選択肢があります。
どの方法が合うかは、窓の形状や方角、お住まいの環境によって変わります。
5000件以上の施工実績をもとに、お住まいに合わせたご提案をいたします。
なお、窓ガラスの交換などは国の補助金の対象になる場合がありますが、条件により異なりますので、詳しくはご相談ください。
九州に台風が来るのは、これからが本番です。
窓の防災対策は、天気予報が騒がしくなる前の今こそ始めどきではないでしょうか。
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