ブログ・施工事例サッシ屋2代目の徒然日記
強盗に狙われても命を守る 窓で「時間を稼ぐ」という防犯対策を
窓を替えて、暮らしを変える。
熊本と福岡で窓リフォームを行っているフクシマ建材の福嶋智和です。

先日、栃木県で起きた住宅での事件の報道を見て、胸が締めつけられる思いでした。
一番安心できる空間である自宅で突然押し入ってきた人間に命を奪われる・・・
これほど理不尽なことはありません。亡くなられた方に、心からお悔やみを申し上げます。
闇バイトで集められた実行役が、リアルタイムで指示を受けながら一般の住宅を襲う。
こうした手口が現実に起きている以上、もう人ごとではないと感じた方も多いのではないでしょうか。
最初にお伝えしとかなければならない事・・・
本気で狙われたとき、侵入そのものを完全に防ぐ方法はありません。
ただ、侵入に時間をかけさせて、その間に逃げる、通報する、身を隠す。
この時間稼ぎだけは、窓の備えで現実的にできることです。
今日はその考え方をお話しします。
目次
1.防犯の本質は侵入を完全に止めることではない
2.雨戸・シャッターという王道と、その悩み
3.防犯ガラスで時間を稼ぐという選択
4.在宅中の侵入に窓の備えが果たす役割
5.内窓との組み合わせで時間を上乗せする
6.よくある質問(FAQ)
7.まとめ
1. 防犯の本質は侵入を完全に止めることではない
防犯と聞くと、絶対に入られない家にすることを思い浮かべるかもしれません。
ですが、現実の防犯はそうではありません。
侵入する側が最も嫌がるのは、時間がかかることです。
ある調査では、侵入に5分以上かかると、その多くが諦めるとされています。
音が出ること、人目につくことも同じように嫌われます。
つまり、目指すのは入れない家ではなく、入るのに手間と時間がかかる家です。
特に在宅中の押し込みの場合、その数分が、家族が逃げる時間や通報する時間に直結します。
完璧を目指すより、稼げる時間を一つずつ積み重ねる。
これが現実的な備え方です。
2. 雨戸・シャッターという王道と、その悩み
窓の防犯で昔から王道とされてきたのが、雨戸やサッシ一体型シャッターです。
閉めてしまえば窓そのものが外から触れなくなるため、物理的な遮断としては非常に効果が高いものです。

ただ、ここに悩みがあります。
日中も閉めておくと、部屋の中が暗くなってしまうことです。
防犯のために昼間からシャッターを下ろすと、暮らしの快適さが大きく損なわれます。
かといって日中に開けておけば、その時間帯は無防備になります。
明るさと安心のどちらかを諦めなければならない。
これが、シャッターだけに頼るときに必ずぶつかる壁です。

3. 防犯ガラスで時間を稼ぐという選択
そこで考えたいのが、ガラスそのものを割れにくいものに替えるという方法です。
防犯ガラスとは、2枚のガラスの間に特殊な中間膜を挟んだ合わせガラスです。
通常の1枚ガラスは、工具で叩けば1分から2分ほどで割られ、手を入れて鍵を開けられてしまいます。
一方で防犯ガラスは、割れても中間膜が破片をつかんで離さず、穴が開きにくい構造です。
警察に届け出のあるCPマーク認定の防犯ガラスは、決められた打撃試験で5分以上貫通できないことが基準になっています。
この5分という時間が、逃げる、通報する、助けを呼ぶための貴重な余白を生みます。

防犯ガラスはシャッターと違い、閉め切る必要がありません。
日中もそのまま光を取り込めて、見た目もほとんど変わりません。
明るさを諦めずに時間を稼げるという点が、いちばんの利点です。
既存のサッシを活かしてガラスだけ交換できるケースも多くあります。
設置費用の目安は、窓1か所あたりおおむね5万円から15万円ほどです。
窓の大きさやガラスの種類によって幅がありますので、現地を見たうえで正確にお出しします。

4. 在宅中の侵入に窓の備えが果たす役割
空き巣は留守を狙いますが、押し込み強盗は人がいる時間に踏み込んできます。
このとき窓の備えが果たす役割は、財産を守ること以上に、命を守る時間をつくることにあります。
玄関は鍵を強化していても、窓が手薄なままだと、そこが弱点になります。
住宅への侵入のうち、半数以上が窓からだというデータもあります。
ガラスが数分間割れずに持ちこたえてくれれば、その間に家族で2階へ上がる、鍵のかかる部屋に入る、電話で通報する、といった行動が取れます。入られないことを保証はできません。
ただ、侵入されるまでの数分を確保することの意味は、今回のような事件を前にすると、決して小さくないと感じます。
5. 内窓との組み合わせで時間を上乗せする
もう一段の備えとして、内窓を加える方法があります。
内窓を設置すると、外窓と内窓の2枚を突破しなければ侵入できなくなります。
この2枚の壁が、侵入にかかる時間をさらに押し上げます。

内窓のガラスに防犯合わせガラスを選べば、防犯に加えて断熱と防音もまとめて手に入ります。
冬の寒さや結露、外からの騒音に悩んでいた方なら、一度のリフォームで暮らしの不満をいくつも解消できます。
実験動画
フクシマ建材(株)の30周年感謝祭のイベントで、防犯ガラスの破壊実験を行いました。
お越しいただいたお客様に防犯ガラスを実際にハンマーで叩いて割ってもらうという体験型のイベントを行い、とても盛り上がりました。
動画を見ていただいたら分かるとおり、何度もハンマーで叩いてもヒビが入るだけで、なかなかガラスに穴は開きませんでした。
「おおお~~~」という感想とともに、感心される方も多く、実験の後は質問を立て続けに頂きました。
6. よくある質問(FAQ)
Q1.防犯ガラスに替えると部屋は暗くなりますか。
⇒全く変わりません。シャッターと違って閉め切る必要がないため、日中はこれまでどおり光を取り込めます。見た目も通常の透明ガラスとほぼ同じです。
Q2.1階だけ対策すれば十分ですか。
⇒1階がいちばん狙われやすいのは事実です。ただし、足場や隣の建物を使って2階から侵入される例もあります。まず1階を優先し、状況に応じて2階も検討するのが安心です。
Q3.すぐにできる対策はありますか。
⇒まずは在宅中でも窓の鍵をかける習慣からです。そのうえで補助錠を追加すれば、費用を抑えながら時間を稼げます。ガラスごとの交換は、その次のステップとして考えていただければと思います。
7. まとめ
本気で狙われたとき、侵入を完全に防ぐ手立てはありません。
それでも、侵入に時間をかけさせることはできます。
その数分が、家族が逃げ、通報し、命を守るための時間になります。
雨戸やシャッターは効果が高い反面、日中暗くなるという悩みがあります。
明るさを保ったまま時間を稼ぎたいなら、CPマーク認定の防犯ガラスが現実的な選択肢です。
内窓と組み合わせれば、防犯に断熱と防音も加わります。
不安を感じた今が、見直すきっかけだと思います。
まずはご自宅の窓が、どのくらい時間を稼げる状態かを確かめてみてください。
窓を替えて、くらしを変える。
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