ブログ・施工事例サッシ屋2代目の徒然日記
【意外と知らない】窓の外側に結露がつくのは「いい窓」の証拠!
窓の外に結露がつくのはなぜ?
寒い朝、窓の外側がびっしり濡れているのを見て、「なんで外側だけ?」と不思議に思ったことはありませんか?実はこれ、窓の断熱性能がしっかりしているからこそ起きる現象なんです。
↓当社の内窓を設置した窓です。内側には結露せず、屋外側に水滴がついています。
外側結露が起こる仕組み
ポイントは「温度差」と「水蒸気」です。
1.冬の朝、外の空気は冷たく、室内は暖房で暖かい状態になります。
2.高断熱窓は、室内の暖かい空気を外に逃がさないため、ガラスの内側は室温に近いまま保たれます。
3.その結果、外側のガラス表面は外気温とほぼ同じくらいまで冷やされます。
4.外気中の水蒸気が、その冷たいガラス表面に触れると“結露(水滴)”が発生するのです。
身近な例えでイメージしてみよう
冷たい飲み物を入れたグラスを思い浮かべてください。
グラスの中が冷たいと、外側が結露で濡れますよね。
窓の外側結露はこれと同じ仕組みです。
・グラス=窓ガラス
・冷たい飲み物=冷たい外気
・部屋の暖かい空気=グラスの外側の暖かい空気
このように、外側が結露するのは自然な現象です。
外側結露が示す「良いサイン」
普通の窓だと、室内の暖かい空気がガラスを通して外に伝わり、外側のガラスがそこまで冷えません。
つまり、外側結露が起こるということは、室内の熱が漏れていない証拠。これは「窓がきちんと断熱している」という良いサインです。心配する必要はまったくありません。
室内側結露との違い
まとめ
・窓の外側結露は、性能が高い窓ほど起こりやすい現象。
・これは「室内の熱を逃がしていない」証拠なので、心配不要。
・むしろ、お家の断熱性能がしっかりしていることを教えてくれる嬉しいサインです。
・内側に結露がつく場合は、断熱性能の見直しが必要かも。→フクシマ建材にご相談下さい!
おわりに
外側の結露を見ると「窓が悪いのかな?」と心配する人もいますが、実は逆で、「良い窓だからこそ起きる現象」なんです。安心して、暖かいお部屋で快適に冬を過ごしてくださいね。
フクシマ建材では、結露対策や断熱性能アップのご相談も承っています。お気軽にお問い合わせください。